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【ゲーム感想・ネタバレ有】カオスチャイルドというトラウマ製造機をトロコンしました

カオスチャイルドをプレイした時のtwitterつぶやきまとめ&感想です。

 

カオスチャイルドとは

情強高校生の主人公、拓留が渋谷で起こる連続猟奇殺人事件の謎に迫るADVゲーム。

前作に「カオスヘッド」がありますが、世界観や時間軸が同じなだけで、必ずしも前作をプレイしてないと楽しめないわけではなさそうです。

事件の真相を追いつつも、カワイイ女の子とイチャラブチュッチュッ♡ができる所謂ギャルゲー…と思ったら大間違い。伏線とどんでん返しで重厚なストーリーが楽しめる神ゲーです。

スマホXboxなど様々なゲーム機で遊ぶことができますが、今回はVita版をプレイしました。

Chaos;Child - Ramen Para Dos

▲ 左から久野里さん(攻略不可)、華、乃々、拓留(主人公)、世莉架、雛絵、うき。

 

ちなみにZ指定ゲームなので、18歳未満の方は購入できません。ギャルゲーというのは建前で、ホントは震えあがるほどグロテスクな描写が多いグロゲーです。「Z指定ということはエッチなシーンがいっぱいあるかも!?」とお考えの18歳未満の方には特におすすめしません。あってもパンチラくらいです。フォトカノやるほうがもっとエロいのでフォトカノやってください。

 

攻略順はたぶん何でもいいですが、乃々√だけは最後にプレイすることをお勧めします。乃々推しの方にはきつ~いおあずけですが、本作で1,2を争うぐらい衝撃的な展開なのでお楽しみにとっておきましょう。

 

以下、物語の核心ありの大ネタバレ記事です。プレイ途中の方はブラウザバック推奨。

 

 

共通√

▲ いい加減シュタゲ無印買ってプレイしたいと思います。1年ぐらい寝かせたままだわ

▲ カオチャ特有のシステム、「妄想トリガー」。妄想ダイスキ拓留くんの思考をのぞけます。ポジティブトリガーでは前向き、エッチ、おもしろな妄想、ネガティブトリガーでは殺人、シリアス、グロ、(時々おもしろ)の妄想をみることができます。なお、妄想なので現実では起きていません。ご安心。

伊藤真二くんに恋するオタク(このあと痛い目に合うことも知らずに)。

公式twitterでは伊藤×宮代のイラストもあるので、伊藤×宮代にキュンときた方はのぞいてみてね。

▲ 当たらずとも遠からず

▲ この時までは(笑) まさかトラウマになるとも思ってない呑気なつぶやき。

▲ 大ハズレ推理

▲ 結局興信って何だったんだろう。カオスヘッド(前作)やれば明らかになりますかね?

▲ 連続猟奇事件の謎を追いつつも、学校ではいち学生として文化祭準備のお手伝いをします。「クラスの情弱と会話したくない」とイキリ丸出しだった拓留も、これをきっかけに「周りと協力して何かやるのって意外と楽しい」と気づくことができます。ヨカッタ・・・

▲ 最初は性格悪い女だと思ってましたが、病院潜入編ではかなり頼もしい姿を見せてくれました。久野里さん、攻略できないバグ。

▲ 力士シールが開眼するのが気持ち悪すぎてトラウマでした。周回プレイで一番きつかったの、コレを何度も見させられることでしたね。スキップさせてくれよ~

ヴィレッジヴァンガードに力士シール売ってたら失神しそうです。ちなみに、Vitaではトロフィー取得の際に画像もついてくるのですが、これがまた力士シールなんですよね。ニトロプラス、バカチンが!(失禁)

▲ 殺人鬼伊藤のスチル、かっこいいです。伊藤ファン必見。心苦しいけど。

▲ カオチャでたぶん一番有名な「箱詰めスチル」。実際にプレイするとかな~り精神的にダメージきます。検索もあまりおすすめしません。絶対に「カオスチャイルド 箱詰め」で検索しちゃだめですよ。

▲ やっぱり伊藤×宮代じゃないか!

▲ 最初の方は学校の友達と上辺だけで付き合う明るい態度で拓留に話しかけてきた雛絵。徐々に本来の自分の姿で接してくれるようになります。(嬉)

▲ イマジナリーフレンドのくだりはホント~に衝撃的。いままでの印象が覆される、どんでん返しゲーム。

▲ うきたんのロリジジイは「完全に記憶を保持できる」能力(?)で病院に隔離されていたジジイ。このジジイの中に11番目のロールシャッハ(力士シール)の記憶がありました。

▲ 最後の戦いは激熱。少年漫画のクライマックスさながらの、希望と根性と刃と血の戦い。

 

共通√ではすべての謎は解明されず、疑問が残る点もありました。これを個別√で解明していくわけです。

最初はオカルト好き新聞部の活動の一環で事件に首突っ込んで探偵面していたのが、徐々に拓留自信が事件のコアであることに気づいていく流れがよかったです。

キャラの個性豊かさもあって、通常会話のシーンも楽しめました。ギャルゲーの皮をかぶったサスペンスって、真相を早く知りたいので通常会話どうでもいい!と思ってしまいがちですが、カオチャはキャラに愛着沸くのでむしろ「日常パート続いてくれ・・・」と思いがち。

ちなみにカオチャのFDで恋愛にのみ焦点を当てたこんなのも出ています。いつかやってみたい。

 

以下、個人√感想になります。ベースは共通√のストーリーなのでつぶやきすくなめ。

 

 

雛絵√

▲ 雛絵にochinchinが生えてるシーン、ヨカッタ(笑)

▲ 雛絵の最初の回想では両親と大好きな兄と暮らした思い出が見れます。大好きな兄は渋谷地震でなくなってしまいましたが・・・この辺から兄の幻覚が見えるようになります。

▲ 華が能力者であることが判明しました。華の能力は「自分の発言が意図せず具現化する」能力。お兄さんは華の能力による幻影でした。仲のいい雛絵を思っての発言がこんなことになるとは・・・

▲ 拓留が雛絵をかばって刺され「拓留しんだ!?!?😿」と思った後、雛絵と拓留が学校で仲良く話すところでエンド。ナントカ回復したんだな~拓留!とハッピ~な気持ちになりましたが、なんと表示は「Bad End」。

▲ そしてこっちがホントのエンド。拓留は刺されて死に、雛絵は拓留を抱きながら幸せな妄想に・・・刺される直前に雛絵のことが好きだと気づいたので、現実では結ばれることがなかったのが切ないです。カオチャってどのルートも完全に丸く収まる最高のハッピーエンドってないんですよね。

 

雛絵√は前半の雛絵と楽しくデートしたり距離を縮めたりするシーンで浮かれていると、後半の鬱展開で完全に沈められます。

雛絵、キャラ的にかなり好きなんですよね。金髪ツインテ、明るい、周りとコミュニケーションを取るのが上手いが本当の性格は主人公にだけ見せてくれる……あでぃおすぐらっしあ~!へんな挨拶も可愛いです。雛絵推しの人ほど後半のダメージが大きいんだよなあ😡

 

 

華√

▲ 発言が意図せずともリアルブートしてしまいますからね。このしゃべり方がかわいい。

▲ おいしいかも~

▲ 共通√では物語に全く関係ないのになぜか立ち絵と差分がある・・・あやしい!と思っていたがやっぱり黒でした。

▲ ギガロマニアックスの中でもかなり強い和久井。全く歯が立たない拓留と華は最後の希望「力士シールマン」というビルよりでかいクソでか力士を召喚する。自分で文章書いてても微塵も理解できない。別ゲーかな?

▲ やべ~和久井を倒した後は、やばい世界で華と二人で生きる。「俺たちの戦いはこれからだ!」エンドですね。

 

華√は本編に大きくかかわるエンドではないです。華とは恋愛対象というよりまだまだ「共闘した仲間」。この√で華とがっつり恋人っぽいことできるといいなと思ったのですが・・・FDの方に期待。和久井との戦いは結構熱かったです。

 

 

うき√

▲ うきタンの声は脳みそじゅくじゅくになっちゃいますね。

[https://twitter.com/pes4tcr/status/144538934

4701919241:embed#あ〜夢オチでよかったよ 結衣が殺されたのも全部夢オチでいいよ幸せに暮らそう]

結衣が殺された事件「非実在青少女」から√が分岐するという意地悪さ。何度もあのスチルを見させられるのは精神的にきつい

▲ うきはかなり献身的です。自分のデメリットを考えず相手のために尽くし動けるタイプです。こんなロリなのに…😭

▲ うきちゃんが植物人間になっちゃうエンド、つらかった

 

うきは細かく分けると6ルートあり、1つは真実√、あと5つはすべてバッドエンドです。(えぐい)

うき√はうきと拓留にとって都合のいい幸せな夢をずっと見させられますが、世莉架や乃々、現実に引き戻したいもう一人のうきによって現実に戻ってくることができます。この夢の中で「蒼崎夢」という拓留くんド好みの女の子がラブレターをくれていい関係になるのですが、「蒼崎夢」→「山添うき」のアナグラムなんですよね。うきたんが拓留とソーユー関係になりたかった・・・ってコト!?

 

 

乃々√

▲ 乃々√、というか南沢泉里√。泉里は杯田理子でもなく、やべーおんなでもなく、乃々だったのです。カオチャで1番衝撃的なシーンじゃないですかね。ワタシは察しが悪いのでわかりませんでしたが…

▲ (実は泉里のがキャラデザ好きだったりする)

▲ 川原くん。結局南沢泉里に憎しみを抱いていたクズでしたが……文化祭のシーンでは優しい一面も見れます。

▲ カオチャではエンド後に世莉架のボイスがあります。聞き逃すな

 

「乃々は泉里である」のネタバラシがまず1番衝撃的なエンドですが、泉里の過去と拓留の昔の記憶がつながり伏線回収できるのが気持ちよかったです。地下室で見た女の子ってそういうことだったのか〜‼️‼️

ちなみにこのエンドでは世莉架が完全に敵役として立ち向かいます。「タクが望んで生まれた存在だから」から「タクの隣にいるのは私」と気持ちが揺らいでいるのがいいですね。世莉架チャンにめちゃくちゃに愛されたいよな〜おれもな〜

 

 

世莉架√

▲ ここで初めて登場するのがカオスチャイルド症候群」です。老化ではなくあくまで老化現象なので安心しましたが。(ホントの老化だったら救いがなさすぎる)

いきなり出てきてハ〜?という感じですが、実は物語序盤からカオスチャイルド症候群を仄めかすようにテキストが作られておりました…

「拓留くんがやたら息切れしやすい(おじいさんだから)」「久野里さんの態度が世莉架とそれ以外で全然違う(老人たちへの態度だから?)」など。

全く気づけませんでした。ミスリードに堂々とハマってしまいました。(カオスチャイルド、何も真実に気づかずやっているのでむしろ1番楽しんでるプレイヤーなのかもしれない)

 

世莉架は拓留の「今までの記憶を消して普通の女の子として過ごしてほしい」という望み通り、普通の女の子になったところでエンドを迎えます。拓留が切なく笑いながら世莉架とのお別れをするのが悲しすぎる。このルートの拓留はとにかくイケメンなんですよね。拓留を攻略してるみたいです

 

おわりと感想

正直これだけどんでん返し・伏線・叙述トリックがヤバいゲームは初めてやったので、とんでもない快感でした。自分が正しいと思い込んでたものが後半に全て崩されていく感じ。最高のゲームです。

ワタシは「主人公とヒロインが完全にくっついて問題を全て解決してスッキリハッピーエンド」が好きなのですが、カオチャには全くそういうのはないです。ハピエン厨にとっては救いのない話です。

マジで救いがなさすぎるのでFDの方を早くやろうと思います。精神救済だよ。

 

おまけ

カオチャの初回特典版にはこんなペーパークラフト付き。

f:id:tsuka-under:20220105122012j:image

「クリアしてから組み立ててね❤️」を守ると、コレを組み立てるときに精神消耗で泣きながら作業しないといけないというジレンマ。コレを企画した人、多分人の心ないです。😭